お知らせ

この時期になると、子どもたちはこどもたち同士で過ごすことに心地よさを覚えます。(これが4月になると、いろいろな要因があり、リセットされるのですが・・・・)

自然と輪があふれます。
2歳児も、1歳児も、幼児も、同じく輪になるように集まります。
友だちというよりも、一緒にいて当たり前の心地よい人です。誰よりも長い時間共にいるからです。

絵本を読んでほしい時も、私の時間ではなく、私たちの時間を楽しめます。押し合い圧し合いもそこまでありません。

そうやって、輪を楽しめる子どもたちは、お互いがどういう人かが分かるからです。

それが大事です。なので、子どもたち良い意味で、この時期にふざけ合ったりもします。つまり、相互理解が深まった状態です。個が輝くから集団になっていきます。いろいろな性格の子がいながら、みんなで生活するために必要な方向性を学んでいるのです。あっちこっちに、この子の行きたい方向ではなく、子どもたちもみんなで前に進もうとしていきます。

こういうお茶目な一面が出るのです。

それを微笑ましく見ることができます。

輪をつくれた子どもたちは、次に話しだします、そして話し合い、聞き合った先に、和が生まれるのです。

だからこそ、一人も見捨てないために、生活の中で強くなってもらう願いも込めていきます。本当の意味で、その子が集団のなかで個が輝くためにです。

もうすぐ、2024年度の一年が終わります。成長しなかった子は一人もいません。子どもは育とうとしています。時折、どうしても、ブレーキをかけたくなるのは大人です。

でも、こどもが成長しようとする姿を信じるのも大人です。育てるとは本当に難しいものです。

おおとりの森こども園
園長 松本崇史

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