お知らせ

おおとりの森こども園では、風物詩を大切にしています。

春は花見、夏は流しそうめん、秋は焼き芋、冬には餅つきなど。
その時の季節にしか味わえない、1度しか楽しめないものが、たくさんあります。
その季節の繰り返しが、子どもたちを生きるという安心感へつながっていきます。
ある4歳児の男の子が、流しそうめんの話を聞いて、
「ひまわりさんの時も、にじさんの時もやったなー。」と嬉しそうに話しています。
流しそうめんが終わった次の日には、お手伝いを頑張っていた5歳児の真似をして、
4歳児と3歳児や2歳児が流しそうめんごっこをして遊んでいます。「そらさんみたいにやりたい。」と。それが憧れです。

奇を狙った、新しいことではなく、定番の風物詩の保障があることで、同じ活動でも、自分の成長に合わせた参加の仕方をします。
そこに成長を子どもたちは感じていくのです。
風物詩とは文化継承のためであり、そして、子どもが人として文化人、社会人として育っていくために欠かさせない生活なのだと思います。

社会福祉法人 任天会
おおとりの森こども園 園長 松本崇史

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