お知らせ

10月半ばのある日、蔵持こども園のホールに「妖精の扉」があることに子どもたちは気づきました。

ピアノの上に、いつの間にか出現していた妖精の扉。

 

「やった! 蔵持こども園にも妖精さんが来てくれたんや!」

と喜ぶ子どもたち。扉の周りをよく見ると馬が掘られています。

僕らの『荒馬』を見て、来てくれたんかなあ?」

「きっと、そうやで」

 

「妖精の扉」とは妖精が住む小さな扉のこと。

8年前、滋賀県東近江市の木工作家さんや造形教室の先生が、海外の事例などを参考にして、市内の公共施設や商店、公園などに妖精の扉を設置する活動「妖精の扉プロジェクト」を始められました。

 

大人も子どもも、目には見えないものを想像する楽しさがふくらんでいってほしいと願って、いまも活動されています。

作家さんが作る妖精の扉は販売もされていて、全国各地に広まっています。

 

蔵持こども園の妖精の扉に住んでいるのは、どんな妖精なんだろう?

「馬が好きな妖精やわ、きっと」

「馬も住んでるんとちがう?」

「私の家にも妖精に来てほしいなー」

「私の家にも来てほしい!」

「じゃあ、作ろうか?」

「うん、作りたい!」

そうやって始まった妖精の扉づくり。

 

いろいろな形の木材を組み合わせて、妖精が好きそうな不思議でかわいい形の作品を作りました。

明日の夜、妖精の扉に妖精への手紙を添えて、キャンドルでライトアップします。

夜の間に妖精がやって来て、扉に住みついてくれることでしょう。

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