お知らせ

2020年3月14日、近畿日本鉄道の新型名阪特急ひのとりが運行開始。

その前日、2020年3月13日、知られざるもう一つの「ひのとり」がデビューしていました───

 

子どもたちのひのとりブームから誕生した蔵持特急ひのとりです。

木製なので「きのとり」にしようかと思いましたが、近畿日本鉄道様に敬意を表す意図で「ひのとり」を真似させていただきました。言わば、オマージュです。

 

約1か月間、蔵持特急ひのとりは子どもたちを乗せて走りましたが、レール(木製)の老朽化により廃線となりました。

その後ひのとりは、乳児クラスの子どもたちが電車ごっこをするために屋上園庭に置かれることになりました。

 

時は流れ2021年12月27日、ひかり建設株式会社の作業員が園庭に線路を敷設する工事をしています。

 

事務室前からそらクラス前まで約20メートルの路線。

レールと枕木になる木材を並べ、ビスでつなげていきます。

レールの幅は一定でなければ列車は走れません。丁寧に測って敷設していきます。

 

線路ができあがりました。ひのとり運行開始前に開通式です(※この写真ではわかりませんが、背後に紅白の幕が張られています)。

テープカットで ひかり建設株式会社のT社長がはさみを入れると、拍手が沸き起こりました。

 

蔵持こども園の園庭に不死鳥のごとく ひのとりが蘇りました。

動力は人力。乗客が子ども2人までなら、子ども2,3人がかりで引っ張って運転します。

乗客が3人以上だと、後ろから押す役も必要になります。

運転は体力を消耗してたいへんなのですが、子どもたちは楽しんで引っ張っています。

 

ガタゴト ガタゴト、ガタゴト ガタゴト…

木製の車両と線路でも、ちゃんとガタゴトと音がするんですよ。

ガタンゴトン ガタンゴトン、ガタンゴトン ガタンゴトン…と大きな音を立てて、近畿日本鉄道の電車が通っていきます。

車窓からは蔵持特急ひのとりは見えているかな?

 

地域の子育てサークルの方々や未就園児のご家庭にも、蔵持特急ひのとりにご乗車いただけたらうれしく思います。

園庭開放は1月19日(水)ですが、その他の日をご希望であればご連絡ください。

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