保育・教育・研修
2020/10/03
子どもの耳
聞いているのか、聞いていないのか、
聞こえていないのか、聞こえているのか、
聞こうとしていないのか、聞こうとしているのか
聞いていないようで、聞いていたり。
聞いているようで、聞いていなかったり。
ずいぶん、都合の良い耳だこと。
でもね、最後に思うのは、いつもこちらの話し方が悪いのかなってこと。
子どもの耳に届くには、2つ方法があるようです。
ひとつは、話し方の技術。子どもに分かり良いように、無駄なことははぶき、今子どもたちが求めていることやその気持きに的確に話す技術。
もうひとつは真剣さ。話す側にどんな技術があっても、そこに真剣な想いがあるか。その子への愛情があるのか。それを子どもたちは鋭く選び抜いていき、聞くか、聞かないかを判断します。
だから、もし自分の言葉が届かない時、どうにも申し訳ないとも思うのです。
あなたへの想いはまだ足りないのかもしれないなと。
兵庫県西宮市
社会福祉法人任天会 日野の森こども園
園長 松本崇史