保育・教育・研修
2021/05/26
たけのこを姉妹園おおとりの森こども園より譲っていただきました。
太いたけのこ、短いたけのこ、長ーいたけのこと様々。
大切に大切に使わせていただきました。
あく抜きをして食べるために皮をむくと、、、
「どこまでむくのー!?!?」と大笑いの子どもたち。自分で皮をむくからこそわかる経験です。
美しい黄色いたけのこは、何とも言えない甘い香りがしていい匂い。うっとりと香りをかぐ保育者の真似をして、近くにいた乳児の子どもも、くんくん。
むいた皮は割いて遊んだり、固い部分は輪切りにしてみるとコップにも見えるし、スタンプにもなりました、
午前いっぱい鍋でゆでてあく抜きをしていると、遊びの合間に来て「まだ?」とゆで具合を気にしていました。子どもたちがいつでも見える場所で行ったからこそ、自分のタイミングで観察できます。
あく抜き後は、子どもたちが包丁で切ってたけのこスープにしておいしくいただきました!
年長そらクラスは、長いたけのこで造形活動。触って、背比べをして、調理して、遊んでと普段から触れていたたけのこを描きました。
皮の部分は大きくペンを動かし三角を描き、筆でダイナミックに色を塗り、たけのこの皮の線を繊細に描きました。
むいたたけのこの皮はお面にもなる、くるりと丸まった皮は子どもたちは筆のように扱い「字が書ける!」と発見。
くるりと丸まった皮は、指にはめて魔女の爪にも!
そして最後、たけのこは子どもたちの目の前で腐っていきました。これも立派な自然現象です。「たけのこが立てなくなった、なんかクサイ」と変化を五感を使って感じていました。
子どもたちの遊びと生活を豊かにしてくれたたけのこ。たくさんの楽しさと子どもの気づきや学びがあり、改めて子どもが自由に手にできる環境を整えていくことの大切さを感じます。
社会福祉法人任天会
日野の森こども園
園長 佐藤育恵