保育・教育・研修
2022/06/26
毎年、園庭に植えるすみれやパンジーの花に卵を産みに来てくれるツマグロヒョウモン。
(ツマグロヒョウモンの幼虫のエサがすみれ科の葉っぱだからです)
今年は、10匹の幼虫を見つけました。
飼育ケースに入れ、各クラスで観察をしていました。
毎朝、園庭に行き、すみれの葉っぱを取り、飼育箱に入れるのも子どもたちの仕事です。
「もう草が枯れてるよ」「うんちも捨てないとね」
「たくさん食べてね」「さなぎになったから、もうご飯はいらないね」
さなぎになったのは、嬉しいけれど、エサやりの仕事が終わったためか・・寂しそうで・・複雑な気持ちになりました。
幼虫は、体の色が黒く、とげとげもあるため、一見は「毛虫」に間違えられます。
また、さなぎになると、さなぎにメタリックな銀色の粒が付くのが特徴です。
とてもきれいなため、子どもたちは、飽きずに見入っているくらいです。
ある日、登園するとちょうちょになっていました。
まだ、羽化したばかりなのか、飼育ケースのふたをとっても、なかなか飛び立とうとしませんでした。
そのおかげで、「手の上」という間近で、羽の色、羽をパタパタ仰ぐ様子をじっくり観察することができました。
「粉が手についた、キラキラ光ってる!!」
ツマグロヒョウモンの羽は、金色でした。
私もこんなに間近で見ることができたのは初めてでした。
優雅で、綺麗で・・・
このような体験を毎年経験できるように、これからもすみれ、パンジーをたくさん植えよう!と思います。
社会福祉法人 任天会
日野ひかりの森こども園
園長 蓑輪登紀子