お知らせ

5歳児のS君は、最近アゲハチョウの卵や幼虫を見つけるのがマイブームになっています。

先日も、園の職員玄関の近くにあるミカンの木のところで卵をたくさん見つけ、部屋にもって帰り、飼育箱に入れたばかりでした。

今日は、園庭のレモンの木のところで小さなアゲハの幼虫を見つけました。

クラスに持って帰るのかと思いましたが、1歳児さくらクラスの担任から、「たくさん見つけたら、さくらクラスの子どもたちにも見せてほしい」と言われたことを覚えていたようで、さくらクラスの担任に報告に行きました。

さくらクラスの担任も大喜びで迎えてくれました。

さっそく友だちと3人で飼育箱の準備をします。

レモンの木から葉っぱを取ってきて、ティッシュを濡らし、枝の切り口につけます。

それを飼育箱の中に入れ、捕まえてきた幼虫をそっと箱に入れました。

その様子をさくらクラスの子どもたちもじっと見ています。

幼虫の観察を自分だけでなく、小さな友だちのために心を尽くして準備をする。

自分たちがしてもらってきたことを、下の学年にも引き継いでいく。

小さな出来事ですが、思いやりの心、遊びの文化の継承はこのような中で培われていくのだと思います。

 

社会福祉法人 任天会

日野ひかりの森こども園

園長 蓑輪登紀子

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