お知らせ

そらクラス(年長児)が月に2回、吉住先生による「お茶の時間」が始まっています。

「お茶のおけいこ」からつながる生活とあそび・・・

日本では500年も前からお茶を嗜(たしな)む習慣ができてきました。もとは禅のお坊さまの修行として中国から伝わったものですが、奈良に住む村田珠光という僧が一休禅師のもとで禅を修行しその後わび茶としての茶道を始めました。秀吉の時代になって、千利休が茶道という道を究め、今に伝わっています。茶道はしたがって長い歴史の中でいろいろの文化を一緒に育んでいきました。その中でそらクラスは、毎月2回程度、お茶の時間を吉住先生と共に楽しみたいと思います。

おじぎから始まりお茶をたてたり(もてなす人)いただいたりしながらおもてなしの心と体験のつながりを大切に育みます。

園医である吉住完先生に子どもたちはお茶の点て方を教えて頂きます。お茶を点てる時に必要なのは、抹茶、抹茶茶碗、茶せん、湯冷まし、茶杓…全て本物です。子ども達は、茶せんを使いお茶を点てると、目の前の子に「どうぞ」・・・。その時、お茶碗の模様(お花)の位置も確かめながら置いています。お茶をいただく側は、「お先にちょうだいいたします」なんだか緊張しますが、背筋をピンと伸ばして隣の子に言葉をかけています。左手にお茶碗を置いて、お花の模様が口元に来ないようにお茶碗を回してからいただきます。

少し苦い抹茶も、ちょっとだけ背伸びをして「おいしいです」と、目を細めながら言っていました。お茶の日は、給食さんがお饅頭を手作りしてくれます。抹茶の苦さと、お饅頭のあんこの甘さが絶妙に美味しいようです。

TOP