保育・教育・研修
2020/12/02
運動会のおひろめ会が終わり午睡が無くなった5歳児さん。今まで寝ていた時間は「課業」として全職員が持ち回りで様々な活動をすることになっています。
秋の芸術で埋め尽くされていた廊下や玄関も5歳児さんの作品も加わって更ににぎやかになりました。
ある職員は乗馬体験で来てくれたコロンちゃんの実寸大の貼り絵を作り、また別の職員は紙粘土とどんぐりでクッキーづくりをしました。
製作だけでなく園庭での身体を動かした活動をしてくれた職員もいるので5歳児さんも「今日は誰が来るかな!?」と毎日楽しみにしていますし、迎えに来た保護者の方々にも自分の頑張りを見てもらおうと一生懸命説明をしている姿も見られています。
園長である私は週に一度担当をさせてもらい、ヒヤシンスの栽培と観察日記を始めました。
子どもたちには何も言わずに球根を渡してみると匂いを嗅いだり「たまねぎ!」と例えてみたりしていました。
ヒヤシンスはしばらくは日陰で育てます。育て方について話をするとみんなは「お日様いらないの???」とびっくりしていました。
観察日記では3グループに分かれて毎回①絵を描く人②鉛筆で文章を書く人③ペンでなぞる人④水を入れ替える人と役割を自分たちで話合って決めています。
文章も子どもたちが自分たちで話合います。私はヒントしか出しません。
出来上がった観察日記は文章のつなげ方も個性豊かです。
大切にしていきたいのは文字の綺麗さ、文章の上手さよりみんなで意見をぶつけ合いながらどう進めていけばいいのか道筋を立てて協力して完成させる過程を体験してほしいという事です。
そして植物が育ち枯れ命が尽きるまでをお世話しながら見届ける事で自然から感じ取る季節などに触れて今後の遊びや学びのヒントになったらいいなぁと感じています。
毎回最後にはグループごとに発表をしています。
自分たちで作った文章を読み拍手をもらうと嬉しそうにする子どもたち。これからのヒヤシンスと5歳児さんの成長が楽しみです。
ちなみに、どんな花が咲くのか何色の花が咲くのかは子どもたちには内緒です❁
富士見の森こども園
園長 吉田 千草