保育・教育・研修
2022/02/03
「おへそひこうき」といった折り方の紙飛行機が作れるようになった子どもたち。
廊下やランチルームなど広い場所を探しては飛ばして遊んでいます。
まだまだうまく飛ばせない子もいて「どうしたいいの??」と一人思い悩んで手が止まってしまう姿やただ投げて楽しんでいる子どもの姿もありました。
5歳の課業の時間。皆で紙飛行機を作って広い場所で飛ばしてみようと公園へ出かけました。
室内とは違い風が吹いている公園。
どうしてもうまく飛ばせず、背伸びしてみたり、寝転んで飛ばしてみたり試行錯誤しながら飛距離を伸ばそうと研究していました。
以前凧揚げの時やブルーシートを使いながら「風」を集める経験をした5歳。
その時のことを思い出しながら「自分が紙飛行機だったら」をイメージしていたようで
「風が自分の上に乗るんじゃなくて、自分が風の上に乗る!」
「風に乗って飛んでゆけ~♪」
と言いながら飛ばす子もいました。とてもいい視点ですね!
その後は1列になって飛距離競争。
研究と練習の成果が出たのか、徐々に飛距離が伸びてきました。
1番遠くまで飛ばせた子が次の競争の号令をするといったルールを作って子どもたちだけで何度も競い合っていました。
この日は曇ったり晴れたりと不安定な天気。風も冷たく手もかじかんでしまうほど。
しかし思い切り身体を動かしながら何度も紙飛行機を飛ばしていた子どもたちはそのうち「暑い!!」と言い出しました。
園に帰る時間に少しだけ顔を出した太陽。
その暖かさが心地よく最後は皆で寝転んで全身で太陽を浴びて帰りました。
園に戻るときには
「広い場所で思い切り飛ばせて楽しかったし嬉しかった!」「もっと研究してもっと飛ぶ紙飛行機を作りたい!」などと嬉しい感想が聞けました♪
普段の生活の中で見えないものを捉える体験があったからこそ遊び込めたとてもいい時間でした。
富士見の森こども園
園長 柳澤千草