保育・教育・研修
2021/08/20
雨が続いた日は室内での活動が活発です。
担任は話し合いをしながら、お部屋のおもちゃを入れ替えたり配置を変えたりして子どもたちの身体や心の成長に合わせた最適な環境づくりに力を注いでいます。
写真はごっこ遊びがじっくり楽しめるようになった2歳児さん。見立て・なりきりがとても上手でこの日はお医者さんごっこで「どうしましたかー?」「つぎのひとどうぞー」「おだいじにー!」とやりとりを楽しんでいました。一人ひとりが自分の体験を友だちとのやり取りの中でうまく表現できているなと感じました。
幼児クラスではキャンプごっこが大人気。春に作った海が池や川に設定変更。
釣った魚は箱に入れて燻製づくりをしていました。
また池の横では石を置いて魚を焼けるようにしていましたがどうもうまく刺さらないため「丸太が欲しい!!」と担任にお願いをしてキャンプファイヤーを作りました。
外国でのキャンプ経験のある子が「マシュマロ焼いたらおいしいよ!」と話したのをきっかけにみんなでくるくる棒をたくさん作ってマシュマロを火にくべ、周りの子たちに「どうぞ♪」と振る舞ってくれました。
別のクラスでは担任と一緒に作ったテントで友だちと一緒にお泊り会をしたり、絵本スペースの天蓋にカラーポリを括り付けその中に納まりながら自分の時間を過ごす子も。話を聞くと基地だと教えてくれました。
定員は2名だそうです。先客がいるときには「少しまっててね」と優しく教えてくれます。見える景色が全部青いので落ち着けるのでしょうか。なかなかの人気スポットでした。
最近サークルタイムでは今日やりたいこと以外にもクラスや当番のルール決めなどを話合ったり集団遊びなどをしています。
今日は担任がパペットを出してきました。
どうやら、ぶたさんがネズミさんの大切なくるくる棒を誤って折ってしまい、ネズミさんから「もう絶対許さない!遊ばないから!」と言われて泣いているということでした。
最初は笑顔で見ていた子どもたちも自分たちの体験が重なるのかそのうち
「ぶたさんわざとじゃないんだよね」
「でもネズミさんは折られてかわいそう」
といろんな意見を聞かせてくれました。
ぶたさんもネズミさんもそれぞれに心がある事、相手の立場になって考えた時どのように関わっていけばいいのかをパペットを通して丁寧に伝えていました。
今このコロナ禍でも相手の為にできる事を考え、お互い温かい気持ちをもって接することができるそんな優しい毎日が送れるように私たちもマスクで見えなくても笑顔を忘れないようにしていきたいですね♪
富士見の森こども園
園長 柳澤 千草