任天会について

任天会の保育

受け継がれる 7つの文化財産

それぞれの園の特色を大切にしている任天会ですが、すべての園をつなげる7つの想いがあります。

それはたくさんの子どもたちと共に過ごしてきた日々の中で生まれた任天会の財産。

その想いは時を重ねるごとに厚みを増し、また新たな文化を生み出しています。

1人財

任天会にとって人は宝であり、財産です。子どもに寄り添い、愛情に満ちた過ごし方ができる人。子どもが思い切り遊べる環境をつくる人。子どものように驚く心を持った人。子どもの成長を喜べる人。
任天会には、子どもにとっても財産となる、「人間性」と「専門性」の両方を兼ね備えた、個人ではなくチームで物事を考え、行動する人が集まっています。

2保育材

積み木やLaQなどの、子どものイメージを形にできる優れた玩具。形や大きさ、強さなどを自分で考え遊ぶことができる、牛乳パックや空き箱などの生活材。最も柔軟に子どもの創造性に応えてくれる自然物。任天会では、大人の価値観で選ぶのではなく、多様な子どもの姿に応えられる保育材を用意しています。

3伝承遊び

世代を超えて愛されてきた絵本や物語、乳児との心地良い時間を生み出すわらべ歌、鬼ごっこなど。任天会では、地域や家庭で受け継がれてきた伝承遊びを大切にしています。昔からの文化に触れながら、また新たな文化を積んでいく。「文化の進化」を生んでいます。

4動物・植物

子どもが「四季を感じる姿」を任天会は守りたいと思っています。季節の花や実、種は子どもの遊びの素材となるので、各園で工夫を凝らし、動植物と触れ合える環境を構成しています。

5暮らし

「暮らしをつくる」感覚を育てるために、季節を感じる暮らしの体験を大切にしています。園で育てた夏野菜を収穫して食べたり、秋に落ち葉や木々を集めて焼き芋をしたり、冬になればお餅つきを。子どもと相談しながら、準備の段階から共に行うようにしています。

6造形・創造

保育には、アートという言葉とは違う「創造」を伴った日々があります。子どもたちにとって「つくる」とは「表現」であり、それは子どもの自信につながる活動です。普段の遊びから、演奏会のような楽器での活動、絵画活動、季節の飾りつけまで。主体性のある「つくる活動」を推進することで、満足感やつくる喜びへとつなげます。

7地域

子どもたちの暮らしの土台は家庭であり、その家庭が根をはる場所は地域です。子どもたちは地域の環境(自然、建物、公共物、物語、歴史、人、店など)や行事に関わりながら成長するものであり、園の運営には自治体との協力が欠かせません。地域の環境や資源を活用しながら保育をすすめることで、子どもたちの体験はより豊かなものとなり、所属感や貢献感を感じながら「社会で生きることの喜び」へとつながります。

教育アドバイザー 菊池 省三 先生

任天会では、教育実践研究家である、菊池省三先生に顧問を依頼しています。
教育の専門家から保育に関するアドバイスや研修をしていただき、質の高い保育ができるよう保育者の専門性の向上につなげています。

菊池 省三 先生 - Profile -

愛媛県出身。山口大学教育学部卒業。
小学校教師として「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」「白い黒板」など現代の学校現場に即した独自の実践によりコミュニケーション力あふれる教育をめざしてきた。
教員同士の学びの場「菊池道場」を主宰し、その支部は全国約60か所に広がり大きなうねりとなっている。

2012年7月,NHK人気番組【プロフェッショナル 仕事の流儀】で取り上げられたことをきっかけに全国へ講演。
テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ」、日本テレビ「NEWS ZERO」「世界一受けたい授業」などにも出演し大きな反響を得ている。

主な著書

  • 「学級崩壊立て直し請負人」(新潮社)
  • 「菊池先生のことばシャワーの奇跡」(講談社)
  • 「菊池省三流 奇跡の学級づくり」(小学館)
  • 「個の確立した集団を育てる ほめ言葉のシャワー 決定版」(中村堂)
  • 「価値語100ハンドブック①②」(中村堂)
  • 「授業がうまい教師のコミュニケーション術」(学陽書房)
  • 「ほめ言葉手帳」(明治図書)

オフィシャルサイト

菊池先生のプロフィールを見る

ケアワーク担当

任天会では、子どもの食事・排泄・睡眠・着脱など保育者の「担当制」を取り入れています。
一人ひとりと深く関わることで小さな成長も見逃さず、
子どもの生活リズムに合わせた流れをつくることで情緒の安定を図っています。
担当制による丁寧な関わりは、子どもの「自分で出来る」が増えることにもつながります。

一人ひとりに合わせたケアワーク

  • 保育者はこれから行うことを言葉で伝え、子どもの同意を確認してから次の行為を行うようにしています
  • 日常のあそびでは子どもが何に興味を持っているのか把握し、あそびが学びになるような環境を作っていきます
  • 「自分でしたい」という気持ちは温かく見守り、手伝う場合はさりげなく、「自分で出来た!」という達成感を味わえるようにします
  • 子どもたちの感情がぶつかるケンカでは、自分の気持ちを相手に伝えることや、相手の気持ちに気付くことの大切さを丁寧に伝えます

食事

子どもに必要な栄養量を計算したバランスの良い食事を、
離乳食(0歳)、乳児食(1~2歳)、幼児食(3~5歳)と、子どもの年齢と発達に合わせて用意しています。

すべての子どもにとって食べることが「楽しく・嬉しく」なる、安全な食材とプロの手づくりにこだわったメニューです。
食べることを通じて、「食べ物への感謝」「旬の食べ物から季節を感じる心」「五感を使って味わう感覚」など、
心と感性を共に育む食育の考えを基本にしています。

給食で大切にしていること

  • 昼食は和食を中心の主食と一汁二菜・果物の献立です
  • おやつは週5回手作りで甘いものだけでなく、おにぎりや季節のお野菜をつかう場合もあります
  • 主食はご飯、おかずは新鮮で季節感のある食材や咀嚼を必要とする食材を使い、うす味を心がけています
  • 月1回のお誕生日会には、手作りケーキでお祝いします
  • 季節行事の日には、行事に合わせた食を用意し、昔の食と生活を知る機会を設けています
  • ご家族に毎月末日に献立表と給食だよりをお届けしています
  • 参観日には、ご家族も一緒に給食を召し上がっていただけます

衛生管理

乳幼児期の子どもたちは、感染に対する抵抗力や免疫力がとても弱く、
さらに園という集団生活においては、同年齢の子どもたちが長い時間生活を共にするという特性もあります。
園では、子どもたちを病気や食中毒から守るため、
消毒や洗浄・点検・確認を毎日毎回使用する度に怠らないようしていきます。

衛生面の取り組み

  • 生活・保育用品など、消毒や洗浄・点検・確認を毎日毎回使用する度に行っています
  • 菌の特性や感染経路など、「防ぐための知識の共有」を全職員で徹底しています
  • 食中毒対策のため、食品管理の温度・洗浄・職員の十分な手洗いをおこなっています
  • 看護師から子どもたちへ手洗いの指導をおこない、手洗いや食事前の消毒を習慣づけています

感染症対策として全園に導入しています

  • 空気清浄機ターンド・ケイ(カルテック株式会社製)

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