保育・教育・研修
2024/11/03
ここ何年か、子どもたちの身体の変化に違和感がありました。
転んでも手が出ず、顔のけがをする。
何もない場所でつまずく。
どうしてこうなるのだろうか?何をどのように変えていったらよいのだろうか?
生まれてから、寝ているだけだったところから首が座り、寝返りができるようになり、うつ伏せで顔をあげられるようになり、
ほしいものを手に入れるため、前に、後ろに進もうとして手足を動かし、ずりばい、ハイハイができるようになり、手の力がついたら自分でお座りができるようになる。
ハイハイが十分にできてきたら、つかまり立ちができるようになり、歩き始める。
このような成長過程をゆっくりとひとつずつ、踏めているだろうか・・・
「成長を待つ」ことの大人の側の忍耐の大切さを感じるこの頃です。
いつでもやり直せる。
ハイハイ競争から始まり、遊びの中で子どもたちの身体を取り戻したいと感じています。
今日は、雑巾レース。ぞうきんを絞ることから始まります。
昔は、雑巾がけなど当たり前の光景でしたが、今では・・・
これも大切な手足、体幹の力を鍛えます。
楽しみながら「賢いからだ」作りをしていきたいと思います。
社会福祉法人 任天会
日野の森こども園
園長 蓑輪登紀子