お知らせ

毎年地域で実施される「桃の木台夏祭り」。この中で「こども盆踊り」のコーナーがあり、近隣の園が持ち回りで担当となって、曲を選んだり振付を考えます。お祭り当日には、担当園の職員がやぐらの上に立ち、地域の子どもたちと一緒に盆踊りを踊るのです。もちろんお祭りですので、かき氷やさんなどの出店もたくさん出ますし、子どもたちにとってとても楽しみな行事なのですが、今年はコロナの影響で中止となりました。

そんな中でも、子どもたちに何とか夏祭りの経験をさせてあげたい、という先生たちの願いから、桃の木の森こども園のホールで夏祭りを開催しました。

手作りの出店には、たこやき、チョコバナナ、わたあめ、かき氷…子どもたちの大好きな食べ物が並びます。他にも、ブレスレットやお面を作って売るなど、子どもたちのやりたい事を詰め込んだ、賑やかなお祭りとなりました。

ホールの真ん中には、大きな和太鼓!「だるまちゃん音頭」に合わせて、子どもたちがリズムよくたたく音がとても心地よく響いていました。

「いらっしゃいませー!」と店員さんになり切っている子、盆踊りをずっと踊っている子、少し離れたところからみんなの事を見ている子、太鼓をとにかく楽しそうに叩く子…子どもたち一人ひとりが、それぞれの楽しみ方で参加をしていました。

今年は地域のお祭りや花火大会がなくて、本当に残念でした。でも、園でのお祭りの思い出、太鼓の響きや盆踊りの一体感は、子どもたちの心にきっと残ることでしょう。体験するはずだったことが体験できない今、こども園での生活や遊の中でいかに豊かな体験を保障できるか。目の前の子どもたちのために何ができるか。この夏祭りを通して、改めて考えました。

社会福祉法人 任天会 桃の木の森こども園 園長 稲垣 美紀

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