お知らせ

年長の子どもたちが、園庭にコスモスの苗を植えてくれました。

穴を掘っていると、土の中から幼虫が(カナブンっぽい)出てきて喜んでいる子もいました。

 

 

コスモスを植えた翌日・・・年長の子どもたちから提案がありました。

コスモスが、遊んでいる中で踏まれたり折れたりしないか心配という話でした。

年長会議・・どうしたらコスモスを守れて大事にできるのか考えてくれました。

1:石を並べて、コスモスの花があることを分かるようにする

2:年長さんが見張っておく

3:気付いた人が、「コスモスあるよ」と声を掛ける

4:大人(職員)に、見張っていてもらう

いろんな意見が出ました。

最終・・ずっと見張っていたら遊べない。

自分たちで植えたコスモスだから自分たちで何とかしたい。

今園にある物を使って柵を作ろう!という結論になりました。

 

園庭にある使えそうなものを探すと・・タイヤがありました。

「タイヤを使ってみよう!」年長さんでタイヤを運び、コスモスを囲むように並べました。

コスモスの苗を植えて3日目・・・年長の女の子から相談がありました。

タイヤをコスモスの柵にしたことで、他の子どもたちがコスモスの花を取ってしまう!

理由は園庭の決まり事にありました。

タイヤをプランターにして植えてある植物は、遊び用に使用可という

決まり事があったのを女の子は思い出して、「しまった!」と思ったそうです。

またまた年長会議が始まり、女の子が問題提起をしました。

「う~ん、どうしようか?」、石や木を並べるほどは園に無いからなぁ。

「!!、なんか使えそうなものあるかも」、園長からの提案を受けて、みんなで見に行きました。

「使えそう!」「よし、運ぼう!」協力して、コスモスの新たな柵が完成しました。

*今回の年長さんの様子を見て思うこと・・・

始めから園庭に植えてある植物よりも、自分たちで植えた植物は愛着が湧いて大切にしてくれる。

同じ園庭に植物でも、子どもたちの感じ方や心の持ちようが大きく違うことに驚きました。

子どもからの発信,提案,取り組み,考察は、年長としての育ちをより豊かにしてくれると確信しました。

子どもたちって、やっぱりすごいな!と学べた時間でした。

 

滋賀県大津市 社会福祉法人任天会

ひえいの森こども園 園長 本田伸一

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