保育・教育・研修
2022/01/08
夕方の合同保育でのお話。
普段お迎えの早い5歳のNくんが珍しく夕方の合同保育の部屋に来ました。
幼児さんなら気の合う友だちと誘いあって遊ぼうとするのですが、その子はすっと0歳の子の傍に座ってあやしはじめました。
この5歳さん、とてもさっぱりした性格のスポーツ少年です。
「えんちょー!前髪切った!?いいじゃーん!👍👍(両手でサムズアップしてくれます)」
とても言い方がさわやかです(笑)
普段活動時間が合わず、関わる時間が少ないので珍しい組み合わせだなとその後の成り行きが気になって私もそばで観察していました。
口を開けながら破裂音を出してお互い笑いあっている様子を見て、興味を引かれてやってきた5歳の女の子や私に「おれたちさ、ちょー仲良しだから!」と自慢げに教えてくれました。
私は「Nくん、小さい子に優しくしてくれてありがとうね」というと
「オレもちっちゃいとき、こうやって優しくしてもらったからさ!」
この言葉を聞いた瞬間何とも言えない幸福感に溢れました。
家庭はもちろん、園生活の中でも自分が小さいときにしてもらった経験を5歳になって目の前の小さいお友だちにしてあげようとする姿。
自分が知ってるからこそ言える、温かさ・優しさがいっぱい詰まった言葉なんだなと思います。
こういう現場に居合わせることが出来るなんて。。。。
保育って楽しい!!子どもって尊い!!!
とても胸がいっぱいになりました。
きっと優しくしてもらった0歳さんはお兄さんの温かさに触れて嬉しかったと思います。
Nくんの迎えが来て帰るときに「ばばぁーい!」と手を振っていました♪
もっとこういった幸せな現場に立ち会えるようにどんどん子どもたちと遊んでいこうと思います♪
富士見の森こども園
園長 柳澤 千草