お知らせ

あそびの始まりは、他の子が地面に描き始めた線路を見て・・・

「○○も手伝うわ!」と3人で描いていた線路。少しずつ少しずつ線路は伸びていました。

園庭には違うことをしてあそんでいる子も、もちろんたくさんいます。走っていた子が線路に気付かず、線を消してしまうこともありました。

その度に、「あ~!」「もうっ!」「また~」と線路が少し消えることに、悲しんで怒って・・また線路を修正して・・

1人がやめて違うあそびへ、また1人が違うあそびへ、いつの間にか線路作りは1人だけになりました。

でも、あきらめずに線路を描き続けていました。

「できた!」思わずこぼれた言葉には疲れも感じられましたが、やり遂げた満足感、達成感がにじんでいました。

子どもが思う「できた!」の境界線は人それぞれだと思います。そこにはどんな違いやどんな想いがあるのでしょうか?

子どもが何を考え、どんな目的をもってあそんでいるのか?考えるだけで「おもしろい!!」ワクワクしてきます。

 

その後、完成した線路を見て、一緒に線路を描いていた子も戻ってきました。

線路の上を自分たちが電車になって走り、線路の先になんと宝箱を見つけて楽しんでいました。

宝箱の中身は・・・ご想像にお任せしたいと思います。(笑)

集団での生活は、たくさんの恵みを子どもたちにもたらしてくれています。

全ての子どもたちに感謝すると共に、保護者の皆様の温かさにも大変感謝しております。

ありがとうございます。

社会福祉法人任天会

ひえいの森保育園 園長 本田伸一

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